最近、インターネットや書籍などで「DX(デジタルトランスフォーメーション)」という言葉を頻繁に見かけるようになりました。, DXとは、一言でいうと「企業がデータやデジタル技術を活用し、組織やビジネスモデルを変革し続け、価値提供の方法を抜本的に変えること」です。しかし、DXで成果を上げている企業は、世界でもわずか5%とされているのが現状です。, DXの概念はなんとなくわかるけれど、「今までのIT活用と何が違うの?」「なぜ今、日本でDXが推し進められているの?」という疑問をもたれている方も多いのではないでしょうか。, そこで今回は「『DX』って何?」という疑問にお答えするべく、DXの定義から、DXを進めるために意識すべきポイント、3社の具体的な実践例までをご紹介いたします。, 「DX(デジタルトランスフォーメーション)」は、経済産業省(以下、経産省)が発表した「DX推進ガイドライン Ver.1.0(平成30年12月)」によると、以下のように定義されています。, 「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」, 言い換えると、DXは「ITの活用を通じて、ビジネスモデルや組織を変革すること」を意味します。その目的は「企業の競争優位性を確立すること」です。, つまり「IT化」と「DX」の違いは、前者が業務効率化などを「目的」として、情報化やデジタル化を進めるものだったのに対し、後者はそれを「手段」として、変革を進める、ということです。, 経産省の報告によれば、今のままでは「IT人材の不足」と「古い基幹システム」の2つが障害となり、2025年から2030年までの間に、年間で最大12兆円の経済損失が生じる可能性がある、といいます。, 反対に、今DXを推進することができれば、2030年の実質GDPにおいて130兆円の押上げを期待できるとされています。, 少子高齢化によって労働人口が減少しつつある日本では、海外市場も視野に入れ、ビジネスモデルの変革や不足しているIT人材の穴埋めを行わなければ、どんどん競争力が縮小していってしまいます。, 日本の国力低下を招かないためには、こうした外部環境の変化に応じて、DXを通じて企業が変わっていく必要があるのです。, DXは、どの文脈で語られているかによって、その定義が異なります。DXという言葉の意味が曖昧なのは、この文脈の違いによるものではないでしょうか。, (参考:デジタルトランスフォーメーション(DX)とは? 起源・歴史・組織・成功率など), まず、最も広義のDXを意味するのが、社会的文脈でのDXです。2004年にスウェーデンの大学教授が提唱した「ITが社会全体・人類全体にどのような影響をもたらすか」という概念が、これにあたります。, そして2つ目は、ビジネスの文脈で語られるDXです。ここでは、外部環境のデジタル化を機会と捉え、デジタルテクノロジーを推進し、変化に対応するという意味で使われています。「0→1」を志向したDXです。, 最後は、経産省が唱えているDXです。主に、IT活用を妨げる既存システム・組織体制を包括的に変化させるという意味で使われています。マイナスをプラスに転じ、「日本のDXの遅れを取り戻そう!」というメッセージが込められていると思われます。, 実際にDXを実行すると言っても、IT化を促進し、経営戦略を変えるだけではなかなか前に進みません。改革を進めたい経営者と、現場の意識に乖離が生じ、進展しないことも多くあるといいます。, では、DXに成功している企業はどのような特徴があるのでしょうか? マッキンゼー・アンド・カンパニー社の調査によると、5つの共通点があるといいます。, DXは、既存の個別領域をデジタルに適用させ、組織を変革し、新しい事業モデルへと転換していく必要があります。こうしたステップを踏みながら実行するため、その実現には時間がかかります。, そこで企業に求められるのは、長期的な視線をもち、国内外にアンテナを張りながら、リソースを的確に割り当てる意思決定を迅速に行うことではないでしょうか。, その上で、データを上手く活用しながら既存ビジネスの変革を行い、新規事業を創出するなどして、国際競争力を高めていくことが重要です。, 世界的に多くの企業がデジタル化を進めてきた結果、日常生活にもデジタルが浸透し、場所に囚われずに買い物をしたり、友人や家族と会話することが可能になりました。, このようにDXをすることが「当たり前」となり、ビジネスにおける他社との差別化要因にならない世界のことを「ポストデジタル時代」と呼びます。, ではDXを前提とした、ポストデジタル時代において、企業は何を指針にしていくべきなのでしょうか。日本最大のコンサルティングファームであるアクセンチュア社が掲げているポイントを参考に、ここでは3つのポイントをご紹介します。, 絶えず変化し続ける社会においては、企業にとって手に余るほどの機会がもたらされます。そうした状況では「できること」ではなく、「やるべきこと」に集中していく必要があり、ターゲットとなる機会とそうでない機会を見極める必要があります。, DXは決して企業が単独で進めていけるものではありません。連携するべきパートナーや自社が占めるポジションを見定める必要があります。そのためにも、自社の存在意義とは何か? 顧客に提供できる価値は何か? を明確にしておくことが大切です。, 「DARQ(※)」が多くの企業に影響を与えている中で、SMACの基盤なしではポストデジタル時代に生み出されるチャンスの多くを逃してしまう可能性があります。長期的に見れば、昨今のDXもあくまでも「手段」でしかなく、世界のビジネス市場で戦っていくことを「目的」として認識しておかなければなりません。, ※SMAC…ソーシャルサービス・モバイル・アナリティクス・クラウド つまり「it化」と「dx」の違いは、前者が業務効率化などを「目的」として、情報化やデジタル化を進めるものだったのに対し、後者は それを「手段」として、変革を進める、ということです。 itは広く一般的に知られていますが、近年ではictやiotというitに関する言葉をよく見かけるようになりました。ビジネスにおいて重要度が高まっている ict、iotやitの定義や特徴を紹介します。社内システム担当者はitと合わせてそれぞれの基本を押さえておきましょう。 ITは広く一般的に知られていますが、近年ではICTやIoTというITに関する言葉をよく見かけるようになりました。ビジネスにおいて重要度が高まっている ICT、IoTやITの定義や特徴を紹介します。 社内システム担当者はITと合わせてそれぞれの基本を押さえておきましょう。, ITとは、「Information Technology」の略で、PCやインターネット、通信インフラなどを用いた「情報技術」のことです。, 主に、コンピュータのハード・ソフトウェアから、システムの構築や情報通信関連のインフラ・技術などがITに含まれます。また、仕事のデジタル化やOA(Office Automation)など、PCや情報機器、インターネットなどを利用した業務効効率化を実現する技術を指すこともあります。メディアリンクが提供する「Media Calls」「Media Voice」「Media Office」も、業務の効率化を実現する「IT」の一種です。, IT技術の発展により、産業構造だけではなく個人のライフスタイルなど、社会全体に大きな変化が生じたことを「IT革命」と呼びます。1990年代後半からPCやインターネットの普及が加速し、より複雑で高度な作業だけではなく、大量の情報交換も容易になりました。さらに2000年以降、ブロードバンドや携帯電話が浸透したことで、誰でも手軽にインタラクティブ(双方向)な情報通信を行えるようになりました。, 弊社が提供するITソリューションでは、コールセンターにおける働き方改革の実現や、Webサイトのパフォーマンス改善などといった形で、あらゆる企業様のビジネス変革をサポートします! ITを活用した新しいビジネスの在り方をご検討されている方は、是非以下の記事もご確認ください。, ICTとは、「Information and Communication Technology」の略称で、「情報伝達技術」と訳されます。ITとほぼ同義ですが、ICTでは情報・知識の共有に焦点を当てており、「人と人」「人とモノ」の情報伝達といった「コミュニケーション」がより強調されています。, ITとICTは明確に区別されているわけではありませんが、ITはコンピュータ関連の技術、ICTはコンピュータ技術の活用方法を指す言葉として使い分けることもあります。前者は主にベンチャー企業が提供するサービスに用いられるのに対し、後者は省庁が関係しているプロジェクトなどで用いられるケースが多いようです。, 従来より日本では「IT」がよく使われていますが、国際的には「ICT」を用いるのが一般的です。また、近年の日本でも省庁を中心にICTが用いられるようになりました。総務省では、世界最先端のIT国家を目指すための「e-Japan戦略」を2001年に策定していましたが、2004年に「u-Japan構想」へ変更しました。それに伴い、情報技術分野における指針「IT政策大綱」を「ICT政策大綱」に改称するなど、ITからICTへと呼び方を変える動きも見られています。, IoTとは「Internet of Things」の略称で、「モノのインターネット」と訳されます。IoTは、PCやスマートフォンなどの従来型の通信機器を除いた、ありとあらゆる「モノ」がインターネットとつながる仕組みや技術のことを指します。, IoTという言葉を初めて使ったのは、無線IDタグやセンサーを研究したケビン・アシュトン氏だといわれています。無線IDタグは、内蔵されたICチップに記憶された情報を、無線通信によってデータの読み込み・登録・削除・更新などを行う自動認識システムのことです。, IoTの最大の特徴は、M2M(Machine to Machine)で膨大なデータを蓄積できることです。インターネットに接続されたモノがデータを収集・分析してその結果を私たちに提供してくれます。 近年ではスマートウォッチなどのウェアラブルデバイスを筆頭に、建物、電化製品、自動車、医療など、さまざまな分野でIoTは活用されており、今後もインターネットにつながるモノは爆発的に増加していくと考えられています。, 医療分野では、ウェアラブルデバイスを用いた健康状態の記録・管理、医師への共有を目的としてIoTが活用されています。リアルタイムで健康状態を把握できるので、重病化の予防や早期対処が期待できます。 ウェアラブルデバイス以外にも、血糖値や血圧などを測定できるツールもあります。, カーナビとスマートフォンの連携によるナビゲーションや音楽再生機能は広く知られていますが、自動車そのものにインターネット通信機能が備えられたコネクテッドカーも登場しています。さらに、自動運転システムの開発など、自動車分野におけるIoTも目まぐるしく発展しています。, スマホやタブレットで遠隔操作できるIoT家電もあります。専用のアプリをインストールすることで、離れた場所でも操作することができます。留守中のペットや子どもの様子をスマホやタブレットで確認できるネットワークカメラや、スマホをかざすだけで施錠・開錠できるデバイス、セキュリティデバイスなど、より便利に、より安全に、より安心して生活するためのデバイスとしてIoTが活用されています。, 情報技術の発展は、ビジネスだけではなく私たちの生活の形も大きく変えてきました。それは今後ますます加速していくでしょう。 情報通信技術に関する知識を蓄えることで、目まぐるしく変化していく情報社会の中でもよりよい社内システムを選ぶことができるのではないでしょうか。, IT活用は、効率化やコスト削減だけでなく、積極的な運用により収益拡大にもつながります。この記事では、売上・利益の拡大に役立つIT導入例そのポイントを、5つ紹介します。, スマートフォンやタブレットなどの普及に伴い、スマートデバイスの企業での導入が進み、業務目的で活用される例が増えています。ここではスマートデバイスの具体的な活用事例や導入のメリットを紹介します。.

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